→IPv6まとめ #contents *IPv6アドレスの表現 [#y78a828b] -[[どう割り振る?IPv6でのアドレス設計>http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/v6again02/01.html]] 2011.9.6 -[[IPv6アドレスについて知っておくべき10のこと>http://japan.zdnet.com/sp/feature/07tenthings/story/0,3800082984,20423460,00.htm]] 2010.12.1 -[[128bitのアドレス、表記と構造>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20070613/274633/]] -IPv4の32ビットが128ビット(16byte)に拡張される -128ビットのうち上位64ビット=プレフィックスがネットワークアドレス、下位64ビット=インターフェイスIDがホストアドレスに相当。 -IPv4のようにネットワーク部とホスト部が変化せず、固定されている -上位64ビットの内訳 --3bit=FP:format prefix ... 001に固定 --13bit=TLA:top-level aggregation ...当面 0000000000001 に固定 --13bit=sTLA:sub TLA --6bit=RSV:reserved for future use --13bit=NLA:next-level aggregation --16bit=SLA:site-level aggregation **アドレス表記 [#z5fed578] -アドレス表記は16進で2byte毎に行う 例)3ffe:0102:0000:0000:0000:0000:0000:0000/32 -省略表記ルール --各16進数4桁の部分ごとに、先頭の0を省略できる 例)「0102」→「102」 「0000」→「0」 --16進数4桁が「0」の部分が続く場合、「::」と省略できる。ただし、「::」はアドレス全体で一度しか使えない 省略表記例) 3ffe:0102:0000:0000:0000:0000:0000:0000/32 ↓ 頭の0を略す 3ffe:102:0:0:0:0:0:0/32 ↓ 0:0:0を略す 3ffe:102::/32 -末尾に %n をつけてインターフェイスの番号を表す **IPv4互換アドレス [#z2e9b1f1] -上位96bitに0を設定する。 -下位32bitにIPv4アドレス --このとき下位32bitは10進表記可能+ピリオド区切り可能 **インターフェイスIDをMACアドレスから生成するとき [#i7c35dca] -先頭から7bit目(0000-0010B)を設定 --OUIのU/Lビット --0の場合ユニバーサルアドレス、1の場合ローカルアドレス -MACアドレスの24bit目と25bit目の間に FFFE (1111 1111 1111 1110B)を挿入 -たとえば以下のようなMACアドレスがあったら aa-bb-cc-dd-ee-ff -インターフェイスIDはこうなる(グローバルアドレスにした場合) a8bb:ccff:fedd:eeff **URL表記 [#afbba054] http://localhost/ と http://[::1]/ は等価 *アドレスの種類 [#bf309128] |名称|アドレス例|IPv4で言うと|備考|h |ループバックアドレス|::1/128|ループバックアドレス(127.0.0.1)|自分自身| |グローバルユニキャストアドレス|2001:/8|グローバルIPアドレス|| |ユニークローカル(ユニキャスト)アドレス|fc00::/7|プライベートIPアドレス|組織内ローカル| |リンクローカルユニキャストアドレス|fe80::/10|プライベートIPアドレス|LAN内ローカル| |リンクローカルマルチキャストアドレス|ff00::/8|リンクローカルマルチキャストアドレス(224.0.0.1)|| |エニーキャストアドレス|グローバルと同じ|エニーキャスト RP(Randezvous Point) RIM-SM|一つの同じアドレスを複数のインターフェイスに割り当てる| -[[参考:エニーキャストアドレス>http://www.n-study.com/network/2005/08/ipv6_7.html]] -キャスト?の3種類 --ユニキャスト --マルチキャスト --エニーキャスト:複数のインターフェイスに同じアドレスを設定するとエニーキャストアドレスになる。アドレスの共有 -ユニキャストの3種類 --リンクローカルユニキャスト FE80::/10 または FF00::/8 --グローバルユニキャスト --ユニークローカルユニキャスト FC00::/7 --※サイトローカルユニキャスト FEC0::/10 というのがあったが、廃止の方向 ---参考:http://atnetwork.info/ccnp3/ipv607.html *リンクローカル・アドレス [#a9709505] -ルーターを越えた通信では使われない特定用途向けのアドレス。 -同じリンク上のコンピュータ同士が通信するためだけに使われる。 -IPv6機器が自動的に生成する。 -どんな状態でも,IPv6機器を起動すればインタフェースにリンクローカル・アドレスが割り当てられる。 -グローバル・アドレスが割り当てられている場合もリンクローカル・アドレスを必ず併用して使うことになっている -「プラグ&プレイ」動作のために必要。 -ルーター同士がアドレス情報を交換する場合にもリンクローカル・アドレスが使われる *グローバルユニキャストアドレスの設定方法 [#l61beddc] -IPv4で言うグローバルアドレスに当たる -プレフィックスの上位48bitはISPから割り当てる。残り16bitはネットワーク管理者が各LANに割り当てる -設定方法には以下の3つの方式がある --ステートレス方式:プレフィックスをルータから取得する --ステートフル方式:DHCPv6による配布 --手動設定 **ステートレス方式 [#e8647ee2] -ホストからルータ要請=RS(Router Solicitation)を送信する --ルータからグローバルプレフィックスを取得するために送信 --リンクローカル・オールルータマルチキャストアドレス(リンク内のすべてのルータ)へ送信される -ルータからルータ広告=RA(Router Advertisement)を送信 --プレフィックス --デフォルトGW --有効期限 --ルータの生存期間(Router Lifetime) これが0になるとISATAPホストはRSメッセージを送信する --リンクMTU(Maximum Transfer Unit) 最小1280byte --ホップリミット -グローバルアドレス生成 -インターフェイスへ割り当て