#author("2024-02-24T11:23:02+09:00","default:irrp","irrp")
#author("2024-02-24T11:23:14+09:00","default:irrp","irrp")
→IPv6まとめ

#contents

*IPv6アドレスの構造 [#u45d1c1c]
&ref(ipv6address.gif);
 &ref(ipv6address.gif);


*IPv6アドレスの表現 [#y78a828b]
-[[どう割り振る?IPv6でのアドレス設計>http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/v6again02/01.html]] 2011.9.6
-[[IPv6アドレスについて知っておくべき10のこと>http://japan.zdnet.com/sp/feature/07tenthings/story/0,3800082984,20423460,00.htm]] 2010.12.1
-[[128bitのアドレス、表記と構造>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20070613/274633/]]
-IPv4の32ビットが128ビット(16byte)に拡張される
-128ビットのうち上位64ビット=プレフィックスがネットワークアドレス、下位64ビット=インターフェイスIDがホストアドレスに相当。
-IPv4のようにネットワーク部とホスト部が変化せず、固定されている

-上位64ビットの内訳
--3bit=FP:format prefix ... 001に固定
--13bit=TLA:top-level aggregation ...当面 0000000000001 に固定
--13bit=sTLA:sub TLA
--6bit=RSV:reserved for future use 
--13bit=NLA:next-level aggregation
--16bit=SLA:site-level aggregation


**アドレス表記 [#z5fed578]
-アドレス表記は16進で2byte毎に行う
 例)3ffe:0102:0000:0000:0000:0000:0000:0000/32

-省略表記ルール
--各16進数4桁の部分ごとに、先頭の0を省略できる
 例)「0102」→「102」
     「0000」→「0」
--16進数4桁が「0」の部分が続く場合、「::」と省略できる。ただし、「::」はアドレス全体で一度しか使えない
 省略表記例)
 3ffe:0102:0000:0000:0000:0000:0000:0000/32
    ↓ 頭の0を略す
 3ffe:102:0:0:0:0:0:0/32
    ↓ 0:0:0を略す
 3ffe:102::/32

-末尾に %n をつけてインターフェイスの番号を表す


**IPv4互換アドレス [#z2e9b1f1]
-上位96bitに0を設定する。
-下位32bitにIPv4アドレス
--このとき下位32bitは10進表記可能+ピリオド区切り可能


**インターフェイスIDをMACアドレスから生成するとき [#i7c35dca]
-先頭から7bit目(0000-0010B)を設定
--OUIのU/Lビット
--0の場合ユニバーサルアドレス、1の場合ローカルアドレス
-MACアドレスの24bit目と25bit目の間に FFFE (1111 1111 1111 1110B)を挿入

-たとえば以下のようなMACアドレスがあったら
 aa-bb-cc-dd-ee-ff
-インターフェイスIDはこうなる(グローバルアドレスにした場合)
 a8bb:ccff:fedd:eeff


**URL表記 [#afbba054]
 http://localhost/ 
    と
 http://[::1]/
   は等価


*アドレスの種類 [#bf309128]
|名称|アドレス例|IPv4で言うと|備考|h
|ループバックアドレス|::1/128|ループバックアドレス(127.0.0.1)|自分自身|
|グローバルユニキャストアドレス|2001:/8|グローバルIPアドレス||
|ユニークローカル(ユニキャスト)アドレス|fc00::/7|プライベートIPアドレス|組織内ローカル|
|リンクローカルユニキャストアドレス|fe80::/10|プライベートIPアドレス|LAN内ローカル|
|リンクローカルマルチキャストアドレス|ff00::/8|リンクローカルマルチキャストアドレス(224.0.0.1)||
|エニーキャストアドレス|グローバルと同じ|エニーキャスト RP(Randezvous Point) RIM-SM|一つの同じアドレスを複数のインターフェイスに割り当てる|

-[[参考:エニーキャストアドレス>http://www.n-study.com/network/2005/08/ipv6_7.html]]

-キャスト?の3種類
--ユニキャスト
--マルチキャスト
--エニーキャスト:複数のインターフェイスに同じアドレスを設定するとエニーキャストアドレスになる。アドレスの共有

-ユニキャストの3種類
--リンクローカルユニキャスト FE80::/10 または FF00::/8
--グローバルユニキャスト
--ユニークローカルユニキャスト FC00::/7

--※サイトローカルユニキャスト FEC0::/10 というのがあったが、廃止の方向
---参考:http://atnetwork.info/ccnp3/ipv607.html


*リンクローカル・アドレス [#a9709505]
-ルーターを越えた通信では使われない特定用途向けのアドレス。
-同じリンク上のコンピュータ同士が通信するためだけに使われる。
-IPv6機器が自動的に生成する。
-どんな状態でも,IPv6機器を起動すればインタフェースにリンクローカル・アドレスが割り当てられる。
-グローバル・アドレスが割り当てられている場合もリンクローカル・アドレスを必ず併用して使うことになっている
-「プラグ&プレイ」動作のために必要。
-ルーター同士がアドレス情報を交換する場合にもリンクローカル・アドレスが使われる


*グローバルユニキャストアドレスの設定方法 [#l61beddc]
-IPv4で言うグローバルアドレスに当たる
-プレフィックスの上位48bitはISPから割り当てる。残り16bitはネットワーク管理者が各LANに割り当てる
-設定方法には以下の3つの方式がある
--ステートレス方式:プレフィックスをルータから取得する
--ステートフル方式:DHCPv6による配布
--手動設定


**ステートレス方式 [#e8647ee2]
-ホストからルータ要請=RS(Router Solicitation)を送信する
--ルータからグローバルプレフィックスを取得するために送信
--リンクローカル・オールルータマルチキャストアドレス(リンク内のすべてのルータ)へ送信される

-ルータからルータ広告=RA(Router Advertisement)を送信
--プレフィックス
--デフォルトGW
--有効期限
--ルータの生存期間(Router Lifetime) これが0になるとISATAPホストはRSメッセージを送信する
--リンクMTU(Maximum Transfer Unit) 最小1280byte
--ホップリミット

-グローバルアドレス生成
-インターフェイスへ割り当て

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