→ネットワーク関連
→OSPF関連
→BGP関連
- ルーティングには静的ルーティングと動的ルーティングがある。
- 静的ルーティングとは、各ルータの経路表(ルーティングテーブル)を管理者が手動で設定する方式
- 動的ルーティングとは、ルーティングプロトコルを使って自動的に経路表を設定する方式
- 動的経路制御が無効になったとき、事前に登録してある経路表を有効にすることをフローティングスタティックと言う。バックアップ手法の一種
- ルーティングプロトコルにはAS(自律したネットワーク)の内部で使われるIGP(Interior Gateway Protocol)と、AS間で使われるEGP(Exterior Gateway Protocol)がある。
- IGPに分類されるもの→RIP, OSPF, IGRP, EIGRP
- EGPに分類されるもの→BGP
- 経路表の作り方による分類として距離ベクトル型(DVR Distance Vector Routing)とリンク状態型(LSR Link State Routing)という分類もある。
- DVRに該当するのは RIP,DVMRP,PIM。特徴:コンバージェンス(収束)が遅い
- LSRに該当するのは OSPF, IS-IS 特徴:コンバージェンスが速い
- BGPはパスベクトル型と言われ、どちらかと言えばDVRに近いが少し異なる(らしい)
- EIGRPはDVRとLSRの両方の性質を併せ持つシスコシステムズ独自のプロトコル
- CIDRを使うかどうか(ルート情報にVLSM=可変長サブネットマスクを含むことができるか)による分類としてクラスフルルーティングプロトコルとクラスレスルーティングプロトコルがある。
- クラスフルに該当するのがRIPv1
- クラスレスに該当するのがRIPv2, OSPF, IS-IS
RIP†
- Routing Information Protocol
- 距離ベクトル型。
- UDPを使用。
- メトリックにホップ数を使用。距離をホップ数、方向をネクストホップで表す。
- 短所:ホップ数だけで経路選択するため、回線の速度は考慮されない。
- 経路情報を30秒ごとにやりとりし、相手からのレスポンスが6回途切れるとルータ故障とみなす。この30秒x6回=180秒をホールドタイムと呼ぶ。
- 障害を見つけたあと120秒のガベージコレクション待ちが発生する
- 以上の更新方式をレギュラーアップデートと呼ぶが、障害をトリガーとしてアップデートするトリガーアップデートもある
- RIPv1, RIPv2の2バージョンがある
- 最大ホップ数はv1, v2とも15
RIPv1†
- ルート情報をブロードキャストで通知する。
- CIDR(Classless Inter-Domain Routing:サイダー)非対応であり、クラスフルルーティング
RIPv2†
- ルート情報をマルチキャストで通知する。このときのアドレスは 224.0.0.9
- 更新情報のメッセージごとにパスワード認証する機能がある。
- CIDR対応。クラスレスルーティング
OSPF†
→OSPF関連
BGP†
→BGP関連
PIM†
- Protocol Independent Multicast
- マルチキャストを配信する経路を作成するプロトコル
- 以下の動作モードがある
Denseモード†
- すべてのルータにマルチキャストパケットを配信する。
- グループメンバが近くに集中しているネットワーク向け
Sparseモード†
- 最初にランデブーポイント(RP)と呼ばれるルータを使ってマルチキャストパケットを配信し、次からは各ルータがRPを経由しない最短経路を使ってパケットを転送する。
- Last Hop Router(LR)と呼ばれるマルチキャスト対応ルータをRPと同じセグメントに配置し、PCからIGMPでLRに対して配信グループへの参加を伝える。(Joinメッセージ)
- 配信時はサーバからFirst Hop Router(FR)と呼ばれるルータへマルチキャストパケットを送り、FRはRPへそのマルチキャスト用パケットをユニキャストでカプセル化して送信する。このときPIM Registerメッセージも送る。
- RPが通信をやめたいときはFRにRegister-Stopメッセージを送ってやめるよう指示する。
- RFC4601
SSMモード†
- Source Specific Multicast Mode
- Sparseモードを拡張したもの
- RPを使わずクライアントマシン(Receiver)が配信サーバ(Sender)のアドレスを指定する方式
DVMRP†
IS-IS/ES-IS†
Last-modified: 2013-10-13 (日) 22:24:37