→ルーティングプロトコル
→OSPF関連
- Border Gateway Protocol
- つなぎ先による分類によって2種類ある
- EBGP:異なるAS同志をつなぐ
- IBGP:同じAS内にあるルータ同志をつなぐ
- EBGPはルータ同志が直接つながるが、IBGPは他のルータを経由するという特性の違いがある
- RFC1771,4271
- CIDR対応
- BGPに対応したルータをBGPスピーカと呼ぶ
- ルータ同志の関係をピアと呼ぶ(内部ピア、外部ピア)
- 内部ピアが学習した経路より外部ピアの方が優先される
- BGPは自動的な負荷分散には向いていない
- TCPのポート179を使う。TCPを使うのは信頼性確保のため
- ポリシーベースのルーティング
- パスベクトルアルゴリズムによって経路選択。経由するASの数によって決める。
- 生存確認タイマのデフォルト値は90秒
- KEEP_ALIVEメッセージを交換して隣接ルータの故障を判断する(30秒間隔が推奨値)
パス属性†
- AS_PATH AS番号のリスト。ループの無いルーティング情報
- MED(Multi-Exit Discriminator)
- LOCAL_PREF
- 内部ASのネイバールータに対して、外部ASへの優先パスを示す
- アウトバウンドトラフィックの制御
- 宛先プレフィックスに対する優先度を設定
- 値の大きい方が優先される
- デフォルト値は100
- 経路選択時の各属性値の優先度はLOCAL_PREF > AS_PATH > ORIGIN > MED
AS番号†
- ASにはIANAが管理するAS番号が割り当てられる
- 16bit値(1〜65535)
- 64512〜65535はプライベートASとして企業内で自由に割り当てて使う。
ASパスプリペンド†
- トラフィック調整手法の一つ
- BGPルータが広告する経路のAS_PATH属性に自AS番号を複数書き込み、ASパスの長さを意図的に長くする
- 宛先ネットワークごとに設定する必要がある
- ユーザが増えると特定の宛先に対してASパスを長くしても効果は限定される
ルートリフレクション†
- iBGPで学習した経路を他のiBGPルータにアドバタイズする
- 負荷軽減のためのしくみ
- ルートリフレクションを行うルータをルートリフレクタ、経路を受け取る側をルートリフレクタ・クライアントと呼ぶ
- BGPルータはAS内の総てのBGPルータとの間でIBGPセッションを張る必要がある→スケーラビリティの問題が発生→ルートリフクレクションによりAS内のセッションを減らす
- 参考:http://atnetwork.info/ccnp1/bgp31.html
関連Web†
- BGPとは何か 2009.2.20
- 経路表の作られ方には「ネットワーク内」のためのIGP(Interior Gateway Protocol)と「ネットワーク間」のためのEGP(Exterior Gateway Protocol)があります。
- ネットワーク内で行われるルーティング手法であるIGPには様々な物があります。日本国内ではOSPFと呼ばれる手法が多く利用されています。
- EGPの代表的なプロトコルであるBGPを説明します。「代表的」というよりは、ほぼ「これしかない」
- BGP(Border Gateway Protocol)
Last-modified: 2024-11-09 (土) 11:16:52